夕刊フジが楽天を糾弾 〜あんなにセコイ商売はない〜
楽天店舗、減少惨状…課金増に悲鳴、続々退店
「あんなにセコイ商売はない」
(ZAKZAKより)

ベトナムにいるちなさんからの情報。 
>ありがとう、ちなさん。またベトナム話を聞かせてください。

前からこのブログにも書いているように、楽天の商売は異常である。まさに「楽天の楽天による楽天のための商売」としか言いようがない。ZAKZAKの記事にもあるように、最初は安い出店料で店を集めておきながら、突然一方的な値上げを行う。システム変更は日常的で店には何の相談もない。特に酷いのが顧客のメールアドレス。ネットShopにとって顧客のメールアドレスは唯一無二の財産であるが、アドレスを集めるための広告費や検証費用は全部店負担なのに、集めたメールアドレスは「個人情報保護」を理由に渡さない。

売上の上がらない店には「集客のため広告を出しましょう」と持ちかけ、決して安くない費用でキャンペーンを打たせる。しかし、そんな単純なことで売上が上がれば苦労はないわけで、当然、効果がない。すると「今度はこのメニューでいかが」とまた別の有料広告プランが提示される。売上が上がらない店の、焦る心理をついたまことに卑怯なマーケティングシステムである。

先日も「売上対策を考えたいので、ウチの店で購入したお客様のプロファイルデータが欲しい」と要求すると、システム上出せないという。さんざん、マーケティングのためにとか言って金を取っておきながら、そのデータが出せないとはどういうことか。個人情報を要求しているのではない。男女比や職業、年齢などの属性の統計データである。担当に詰め寄ると、秋にはシステム対応ができるとのこと。何年前から商売やってるんだよ、楽天。そんなシステム一つ組んでないで、よくもショッピングモールを運営してますって言えるもんだ。あのバカ高い手数料は何のために取ってるんだよ。

このまま何も変わらなければ、いつかはウチも楽天を退会せざるを得なくなるだろう。でも、その前にホリエモンやムラカミがそうだったように、「これはおかしんじゃないの」とみんなが感じるビジネスや人間は社会から排除されると思う。今の日本社会にそれくらいの自浄作用は残っていると期待したい。
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ついに天罰が下るか 〜楽天の独禁法違反〜
楽天元出店企業「規約変更は独禁法違反」・公取委に申告(nikkei.netより)

ついに元出店者が立ち上がった。

「申告によると、当初は月5万円の出店料だけ楽天側に払えば良かったが、02年の規約改定で売上高などに応じた従量課金制度を導入。その後も外部へのリンクを禁じたり、独自のクレジットカード決済システムの利用を強制するなどした。」

「楽天への支払額は当初の年60万円から約920万円に増加。楽天側に抗議するなどしたが、今年6月に一方的に契約を打ち切られ、サイトを閉鎖させられたという。」

もちろん、契約書には楽天が一方的に契約内容を変更できる旨、明記されている。「嫌なら出て行ってくれ」というのが楽天側の言い分だ。しかし、出店者にとって、事はそう簡単ではない。

楽天のシステムは一般のモールから比べても特殊だ。最初から楽天だけに出店することを前提に構築するならまだしも、すでに自社システムを持っている企業の場合、相当の対応が必要でコストがかかる。初期投資を行った企業としては当然その回収を行わなければならないが、楽天の場合、次から次へとシステムを一方的に変更するため、追いつかない。回収できないから脱退することもできない。結局は楽天の言いなりになってズルズル対応を重ねることになる。楽天が、もしこの構造を狙って作ったとしたら、本当に企業としてのモラルを疑う。(「彼らのビジネスモデルが巧みなんだよ」と賞賛する人がいたら、人間性を疑う)

一事が万事、この調子だ。「契約書に書いているから」何してもいいという姿勢は、「法に触れていないでしょ」というTBSの株式買収につながっている。彼らにとって出店者は、所詮搾取の対象でしかない。法に触れない範囲で搾り取れるだけ搾るつもりだろう。「ゆで蛙」の話じゃないけれど、本気で脱出することを考えなければ、この先どれくらい持って行かれるのか、分からない。

今回の訴訟を注目したい。公正取引委員会はどう判断するのか。一般的に公取は消費者サイドに立って判断する。楽天の規約やシステム変更が「一般消費者の利益のため」になっているかどうかがポイントになるだろう。もっとも、出店者だって一般消費者の一人なんだが。
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楽天・三木谷さんの大ウソ
三木谷、不退転決意「一文無しになったら働けばいい」(ZAKZAKより)

昨日の朝、「とくダネ!」に出ていた三木谷さん。朝っぱらからあのアンパンマン顔を見てうんざりしていた。会社に行く時間になったので途中までしか見えなかったが、こんな発言をしていたらしい。

三木谷氏が気色ばんだのは、報道機関としての公共性をいかに担保するのか、と問われたとき。「自分たちが会社を持つと、放送の公共性がなくなる、低下するといわれるが、今の報道はどうなのか。むしろ向上させていかなくてはならない。当たり前の話。今のテレビ番組自身が社会性、公共性があるのか、むしろ聞きたい」と激白した。

現在のマスコミのあり方には僕も問題があると思っている。社会性、公共性を謳いながら、自らの不祥事はできるだけ隠そうとする。思想的・政治的にも偏っていて、誘導的な報道が多い。今一度、マスコミ自身の存在価値や立ち位置について省みるべきであろう。

でも、それを三木谷さんに言われたくない。インターネットという公共のメディアを利用しながら、その根本価値であるWebページの自由自在な行き来を制限する横暴さ。楽天の利益誘導しか考えていないのは明白だ。こんな男がテレビ局というメディアを持ったらどうなるか。「三つ子の魂百まで」。彼の価値観や生き方は変わらないだろう。よくもまぁ、あんな白々しいことが言えるものだ。

TBSは徹底抗戦すべきだ。ホリエモンと時は違い、今回はTV局側を支援する。ウソつき男にメディアを支配させてはならない。


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また楽天、TBS買って何するの? その3
なぜ楽天はこうまで急ぐ(nikkei.netより)

前回の日記に書いたのと同じようなことがnikkei.netに載っていた。
そうそう、忘れていた「インフォシーク」。楽天も検索サイト持っていたんだ。でも、yahoo!対策やgoogle対策はやっても、インフォシーク対策なんて考えたこともない。やっぱり、このあたりに危機感を感じているのか、三木谷さん。

報道によると楽天が圧倒的に有利らしい。もし統合が成功して、TBSが楽天の系列会社になったら、どうしよう。はなまるマーケットで紹介される商品はすべて「楽天市場で売ってまーす」みたいになるのかな。嫌だな、絶対。
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また楽天、TBS買って何するの? その2
TBS井上社長、楽天の統合提案「心外な気持ち」(nikkei.netより)

昨日の続き。TBS井上社長の、きわめて常識的な反応だ。
一方で業務提携の話を進めておきながら、何の断りもなく大量の株を取得するなんて、「非常識独裁者にして偉大なる指導者様」である三木谷さんの面目躍如といったところか。まったく、金があって法に触れなければ何してもいいのかよ、といつものツッコミを入れておく。

まぁ、楽天にしてみれば派手に稼いでいるように見えて実はすべてショッピングモールや旅行代理店、金融といった「仲介手数料」商売やってるだけで、突出した技術力やオンリーワンの商品力がある訳じゃない。技術を背景にしたyahoo!やgoogleといった検索エンジン系のポータルサイトと競合してナンバーワンになるためには、コンテンツを持ってるTV局と統合するしかない、と言ったところか。その意味では今回のTBSとの統合の正否が楽天の企業存続を左右するかもしれない。

それにしても、「敵対的買収」(三木谷さんは違うと言ってる)が、いかに日本人に受け入れられないかということを、ライブドアの時に学ばなかったのかね。業務提携話で何回かTBSの井上社長と会ってたというのだから、結局、説得しきれなかったと言うことだろう。たぶん三木谷さんの「胡散臭さ」が原因だと思うけど。ソフトバンクの孫さんなんかは「敵対的」でなく
友好的に企業買収をやってるよね。おそらく、それがどれだけ先方にとって価値があるかということをきちんと説明して納得してもらっているからだと思う。年齢じゃないよ。孫さんだって30代の頃からやってるからね。やっぱ、人間性じゃないのかな。

楽天が毎日ニュースを提供してくれるので、ウォッチャーの僕としてはネタに困らない。どんどんやって、世間にその本性をさらしてくれ。
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