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「風の歌を聴け」(村上春樹 1979年)

読んだ。でもはっきり言ってよく分からない。。

そもそもこれは小説なのか、と。「僕」という一人称で語られているため村上自身の体験に基づいているのだと思うが、それなら「日記」じゃないの?アメリカの作家の話とかいろいろ出てくると「エッセイ」なのかと思ったり。司馬遼太郎と北方謙三を愛してやまない僕的にはこれを小説として受け入れられない。

面白くないことは、ない。本が薄いこともあって1時間ちょっとで読み切ってしまった。次の展開を期待してページをめくっていったのだが、結局、期待したような展開はなく終わってしまった。大体、絵でも写真でも写実が好きな方で、抽象画はまだしも前衛となるとまったく理解できない。「回りくどいこと」が嫌いなので、比喩だとか暗示だとかいわれても納得できない。「小指のない女の子」は何を意味をしているのか。

本屋で手に取ったとしても村上春樹の本でなければ買わないだろう。申し訳ないけど、僕の知的レベルでは無理でした。誰か村上春樹のファンで導いてくれる人、いませんか?続編となる「1973年のピンボール」を読むかどうか迷っている。。

| comments(4) | 読書感想文 | by yabusho
コメント
なるほど読む時代背景と年齢の影響も大きいのかも知れません。
| ちな | 2009/02/26 9:13 AM |
うーん、どうなんだろう。僕と村上春樹との年齢差は12。いわゆる一回り違いで、彼は団塊の世代。僕らは団塊の世代とその息子たちの間で「新人類」と呼ばれた。ちなさんはどちらかというと僕らの世代に近いわけで、なんであの内容に感銘を受けたのか分からない。あのシチュエーションや小道具、セリフ回しは明らかに団塊の世代のもの。仮に僕が発表当時(1979年=18歳)に読んでいても共感していたとは思えない。ちなみに僕はその年、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読んで京都の大学に行くことを決めた。もしあの当時この小説を読んでいたら、村上春樹を軽蔑していただろう。
| yabusho | 2009/02/26 10:50 PM |
いや、作品を書いた作家の年齢と発表した時代、それを読んだ自分の年齢は、作品から受ける感受性で違いがあると思います。世代論ではなく、年齢論です。
ちなみに私は「風の歌を聴け」を奨めたのではありません。ここからの3部作を奨めたのであって、このデビュー作に感銘を受けたわけでもないですよ。40歳頃に再読しましたが、ますます面白くなかったですからね。でも、当時も、私が何がしか心をふるわせたとすれば「鼠を巡る冒険」の後半だったような気がします。「風の歌を聴け」がダメだと「1973年のピンボール」もダメでしょう。そこを我慢して次作から受ける感覚を求めるか、諦めるか、です。
ノーベル文学賞の候補作家ですから、候補作を読んでみるのも一手かも知れませんが、上のコメントを読むと、やっぱりYabushoさんには向かないような気がしますね。
| ちな | 2009/02/27 1:59 AM |
>40歳頃に再読しましたが、ますます面白くなかったですからね。
そうですか。少しほっとしました。この本を読んで面白いという人とは友達になれそうな気がしません。タイトルで惹かれた「1973年のピンボール」ですが、同じ流れならパスします。やはりブレイクした「ノルウェイの森」でしょうか。1冊読んだだけで毛嫌いするのはフェアじゃないので、もう一度挑戦してみます。
| yabusho | 2009/02/27 8:53 AM |
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