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「沈まぬ太陽」(2009年 日本)

監督:若松節朗 出演:渡辺謙 三浦友和 松雪泰子 鈴木京香 石坂浩二

久しぶりの映画レビュー。日本アカデミー賞を取った作品だ。

3時間半以上の長編で、最近の映画には珍しくインターミッションが入る。小説が発表された当時は絶対に映像化は無理と言われたそうだが、カラチ・テヘラン・ナイロビとめまぐるしく海外ロケが入り、御巣鷹山の墜落事件、会長室でのエピソードなど、とにかく内容がてんこ盛りで筋書きを追っていくのがやっとだ。縦線には主人公である恩地元の会社や家族に対する思いが貫かれていて、ヒューマンドラマとしても面白かった。特に今現在家族と離れて暮らす身としては、恩地の家族の思いが痛いくらいだった。

飛行機が飛ぶシーンが日航の協力を得られずすべてCGだったり、羽田空港でのロケもできなかったりと細部の映像的には不満は残るが、全体としては満足できた。上映時間もそんなに気にならなかった。何年かしたらもう一度観てみよう。

ところでネットで調べると多くの日航の関係者達はこの小説や映画を否定している。フィクションと事実が中途半端に綯い交ぜになっていて、事故の遺族や悪者として書かれた関係者の人格を損なっているという主張だ。確かに実在の事故をテーマに撮っているので、一瞬ドキュメンタリーかと錯覚してしまう。しかし、それであればあんなに善人と悪人が両極単になるわけはないのだが。。検証のために同じテーマの別の小説なり映画を観てみたいと思った。

| comments(0) | 映画レビュー | by yabusho
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