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バンコクの歯医者さん

久々にタイのお話。

昨日の話で思い出したのだが、タイにいる間に虫歯が痛くなり、意を決して歯医者に行ったことがある。入り口には「牙科」(歯医者のこと)と漢字でかかれていた。タイで商売しているのはほとんどが華僑で、彼らはどこの国においても自分たちの文化を守る。自国内で他国の文字が氾濫することについては抵抗があると思うのだが、この点においてタイ政府は昔から「同化政策」を取っており、柔軟だ。漢字の看板の隅っこにタイ語の記載があればそれでOKなのだ。なので歯医者の看板には真ん中に大きく「牙科」と書かれていて、たぶん、どこかにタイ語で同じ内容が書かれていたはずだ。こちらはタイ語が読めないので「牙科」だけが目に入り、その語感にびびっていた。できれば行きたくなかったのだが…。

心配した治療は、日本と同じやり方で問題なく終わったことを覚えている。日本から技師が来ているので、金属で埋めた部分もまったく違和感なく今まで過ごしてきた。今回欠けたのはその時治療した歯の一部だった。しかし、タイ人の歯医者さんとのコミュニケーションには苦労した。当時、まだ僕はタイ語がうまくなく、片言の英語とタイ語でやり取りした。タイ語で痛いは「ジェッ(プ)」(プは飲み込む音)と言うのだが、治療中痛くなっても発音ができない。仕方なく、痛い時は手を挙げて合図することにしてもらった。よく考えるとタイ語のうまいヘタの問題ではなく、発音の時に唇を閉じる必要があるので、土台無理だったのだ。

タイで歯医者に行ったのは一度きりだったが、家で働いていたお手伝いさんが歯が痛いというので治療代を出してあげたことがある。彼女の給料では治療が受けられないのだ。周りの日本人にはたしなめられたが、歯の痛みは耐えられないし、それで毎日憂鬱な彼女の顔を見るのもイヤだったので。昨日のエントリーを書きながらそんなことを思い出した。

| comments(0) | タイのお話 | by yabusho
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