ブラジル、敗れる!
ブラジルが負けた。しかも、大会前はほぼノーマークだったフランスに。

さすがにライブでは見なかった。期待のイングランドが敗れたショックを引きずったまま就寝。朝、インターネットでチェックしたらなんと負けていた。試合はもちろん録画しているのでこれからじっくり見ることにする。それにしても…

1982年のスペイン大会を思い出す。あの時も「史上最強」と言われ優勝候補の最右翼だった。それが今回と同じように「伏兵」イタリアに足下をすくわれた。そしてイタリアは勢いに乗ってそのまま優勝。勝って当たり前の状況がセレソンに想像以上のプレッシャーをかけたのか。しかし、冷静に考えてみると、ロナウジーニョが結局この大会無得点。新怪物アドリアーノも1得点に終わった。負ける要素は最初からあったのかもしれない。

これで準決勝はドイツ−イタリア、ポルトガル−フランスの欧州勢ばかり。こうなると俄然、ホームのドイツが有利に思えてくる。最大の難敵ブラジルがいなくなったのだ。手の内を知り尽くした4チームの戦いぶりが楽しみだ。しかし、ディフェンシブになるのは間違いなく、その意味でおもしろさは半減するけどね。
| comments(0) | サッカー | by yabusho
その後の「一瞬の夏」
昨日の夜、10時からのNHKスポーツニュースを見ていたら、偶然、カシアス内藤が立ち上げたボクシングジムの特集をやっていた。ちょうど最近、沢木耕太郎の「一瞬の夏」を読んだばかりだ。

スキンヘッドのカシアス内藤の現状にも驚いたが、57歳という年齢に衝撃を受けた。韓国で最後の試合を行ったのは29歳だったから、もう28年も前になる。当時僕は17歳か。アリ戦の記憶など、もう少し新しいと思っていたので、自分の中の年表を修正せねば。それにしてもカシアス内藤の外見は明らかに「黒人」。ハーフと聞いていたのでもう少し日本人らしいかなと思っていたけど、これで本の中の記述に納得できた。

特集は初めてジムからデビューする新人ボクサーに焦点を当てた。内藤自らパートナーを努める。当時、「優しすぎて倒せない男」と呼ばれた自分と新人ボクサーが重なるらしく、執拗に最後のフィニッシュにこだわっていた。かつて自分自身がエディ・タウンゼントに教えられたように…。

「一瞬の夏」のその後を僕は知らない。本の中ではどう考えてもボクシングが好きとは思えなかったカシアス内藤が、いろいろな道を経てたどり着いたであろうボクシングジム。人の道の業の深さをあらためて思い知った。


#ブラジル−フランス戦の得点シーン。フランスがジダンのフリーキックに合わせて5〜6人飛び込んでいるのに、ブラジルのDFは3人。シュートを決めたアンリについていたはずのロベルト・カルロスは呆然と立ちすくんでいた。うーん、これでは勝てない。一瞬の隙というにはあまりにもお粗末なブラジルの守備だった。合掌。
| comments(1) | 感じるまま | by yabusho
中田の引退に思うこと
中田が突然の引退を表明してから一夜が過ぎた。なんか、もう日本中大騒ぎ。でも、冷静に考えて欲しい。中田はそれほどの選手だったのか。

確かに日本人として初めて欧州のプロサッカーで成功を収めた先駆者だ。日本代表でも約10年間、W杯にして3大会は「中田のチーム」であったと言える。日本サッカーが世界に向かって行く時の、大きな原動力であったことは否めない。しかし、そのサッカーの実力は、ファッション性やカリスマ性、キャラクターなどサッカーとは関係ないファクターによって過大評価されているのではないか。

中田の全盛期は98年-99年ペルージャから01年のローマまでの3年間である。あとはパルマ−ボローニャ−フィオレンティーナとクラブの格が落ちるとともに中田も下降線を辿った。最後は「プレースタイルが向いている」と言われたプレミアリーグのボルトンに移ったが、ここでもレギュラーは獲れなかった。考えてみるとローマでトッティとのポジション争いに敗れ、カップ戦要員に回ったときから凋落が始まっていた気がする。

監督との相性、戦術の違い、ケガといろいろ原因はあるだろう。しかし、要はそれらを跳ね返してビッククラブのレギュラーを獲れなかったということだ。そしてそれは、日本では「カリスマ」と言われた彼自身のキャラクターも無関係ではなかったと思う。最後のW杯で結局彼はチームメイトから浮き上がり、一体化できなかった。同じカリスマであるイチローとの大きな違いがここにある。

日本代表にとって中田の引退は良かったと思う。良くも悪くも「中田のチーム」だったこの10年。確かに一定のレベルまで引き上げてくれたが、彼のチームではW杯で通用しないこともはっきりとした。企業の経営と同じで、そのチームの力量はリーダーの器で決まるのだ。日本代表は中田という過去の遺産を捨てて、次のステージを目指して欲しい。願わくばサッカー以外に興味を持たず、カリスマとは無縁のチームリーダーを擁して。

これで僕的には中田に対する興味はまったく無くなった。世間では「次の中田に期待したい」とか「どんなビジネスをするか楽しみ」などという声があるようだが、僕はサッカーをしない中田に興味はない。サッカーがなければ、ただの「無口で」「生意気で」「プライドが高く」「目上や周囲に対する敬意や配慮もない」イヤなヤツだ。回りにいたら絶対に友達にはなりたくない。今後、ビジネスの世界で生きていくのにどれだけ今のスタイルを貫くことができるのだろう。カリスマだなんだとおだてられるのは、サッカーというエンタテイメントの世界にいたためだ。実業の世界でも彼のスタイルは通用するのか。興味があると言えば、まさにその一点だ。(そういえば、彼が執行役員を務めていた東ハトは山崎パンに買収された。何を「執行」していたんだか…)

>ちなさん 
近藤紘一氏にそこまではまり込むとは。紹介しがいがあったというものです。それにしてもベトナムまで行くとはね。いつかは僕もホーチミンに行きたいと思っていました。また話を聞かせてください。
| comments(2) | サッカー | by yabusho
送別会
昨日は同僚の送別会だった。
毎年、7月は送別会が増える。「ボーナスもらって辞め」ってことはないだろうけど、ちょうどのタイミングなのか。新しい道や次のステージを目指して辞めていく人達を見送るのは良いけれど、今の会社に失望して辞めていくのを見るのはつらい。自分にも責任の一端があると思う。

ところで、昨日の店で飲んだ芋焼酎。ボトルで2,600円と手頃なのはいいんだけど、きっちり朝まで残った。というわけでまたしても二日酔い中。寝るまではきちんと意識はあったんだけどね。やっぱり安酒はダメと言うことか…。
| comments(2) | 感じるまま | by yabusho
本物の馬鹿
中国が「陰険なインテリヤクザ」だとしたら、北朝鮮は「ヤンキーの中坊」だ。ついに町中で木刀を振り回し始めた。さすがに「大人」の中国はそんなことはやらない。大人が武器を出す時は「本当にやる時」だけだ。

本物の馬鹿が出てきたおかげで、まともな周辺国は困り果てている。普通、行動には動機と目的があるが、馬鹿の行動にはそれがない。つーか、まともな神経では理解できない。政府の高官が全員でシンナーでも吸っているのか。目的が分からないので交渉の仕様もない。ヤクザの交渉はムチャを言っているようで必ず落としどころを持っている。ところが馬鹿にはそれがないので。

どうせならもっともっと撃ちまくって欲しい。すると「世界の警察」アメリカが出てこざるを得ない。「ヤンキーの中坊」vs「世界の警察」。勝敗は明らかだ。
| comments(2) | 中国チェック | by yabusho
| 1/5PAGES | >>